資産の将来的評価
将来性のある物件・そうでない物件
もし今、あなたがマンションを購入しようとしていて、候補物件が3つほどあるとします。諸々の希望条件でチェックして、そのどれかに決めることになるのですが、ここで資産としての将来的評価をしておきましょう。
当然といえば当然ですが、同じ3000万円の支出をしても、その住まいを使ってなおかつ資産として価値が増えるものと、毎年資産としての価値が下がっていく物件では、やはり前者の方がいいでしょう。
そこで、将来性のある物件と、そうでない物件の判別方法を述べていきます。
マンションの一戸建て住宅以上に「建っている位置」と「余裕」(容積率、建ぺい率)によって決まります。このことは、都市型マンションでも郊外型マンションでも同じことがいえます。
容積率や建ぺい率はパンフレットで知ることができます。都心のマンションには全く余裕がありませんから「位置」で勝負します。
ところが公団や公社などで郊外に団地として開発した古いマンションには余裕があります。この余裕は、居住者の生活の変化に対応して新規の施設計画を可能にしますし、建て替え時には、現有住戸以上の住戸を取得することも可能です。
その反面、「位置」の評価は一定しません。短期型投資の場合はいいのですが、長期型投資だと不確かです。ミニ開発マンションより団地開発マンションを、そして新築よりも古い時代のものをお薦めします。