必要な書類と諸費用
売却時に用意する書類
不動産の売却を行うときに必要な書類で、最も重要なのは登記済証(権利証)です。登記済証は、そのものを担保にしてお金が借りられる価値のあるものです。
売却をするに際して用意する書類は、次のものです。
○土地・建物登記済証
○固定資産税等納税通知書
○購入時のパンフレットなど
○管理規約・使用細則・管理組合総会議事録等
○建築確認通知書・検査済証
○実測図・建築図面・建築協定等
契約の手続きに入ると、上記の書類に加え所有者全員の印鑑証明書や住民票、ローンの残債があれば抵当権などの抹消書類、また売却物件購入後に2度以上住所移転をしていると「戸籍の附票」などの書類を用意しなければなりませんが、不動産会社から順次案内されます。
また、必要となるものとしては、所有者全員の実印と、引渡しの際にはスペアキーを含む売却物件の鍵一式があります。
必要となる諸費用
不動産の売却に際してかかってくる諸費用は、次のものがあります。
○仲介手数料
成約価格の3.15%+63000万円
○抵当権などの抹消費用
法務局へ支払う手続料と司法書士の手数料で、数万円が目安です。
○不動産売買契約書の印紙代
契約金額 印紙代
(税額) 500万円超~1000万円まで 1万円
1000万円超~5000万円まで 2万円
5000万円超~1億円まで 6万円
1億円超~5億円まで 10万円
○譲渡所得に対してかかる所得税・住民税
売却物件を購入したときよりも今回売却した時の価格が上回り、譲渡益が発生した場合には、差額に対して所得税と住民税が課税されます。