買い換えの仕方
業者の選択
売却で重要なことは「業者の実績と営業力を知る」ことです。
宅地建物取引業は免許制で、管轄の役所に名簿が備えられています。この名簿を閲覧して、目的の業者に問題が無いか確かめます。
業者の信頼性をはかるポイントとしては、
・宅地建物取引業の名簿に事故記録はないか
・会社を訪問して対応は悪くないか
・取り扱い物件は多くあるか
・電話の応対がきちんとしているか
・質問には明確に回答してくれるか
など、こういった業者であれば、ある程度信用できると判断してよいでしょう。
売りやすいのは築何年か
マンションを有利に売ろうとするなら、古くなりすぎないうちに売却することがポイントです。誰でも、新しいものがいいはずですから。
マンションは築10年を超えるにつれて外壁の傷みが目立ちだし、給排水管の劣化も次第に進んでいきます。ですから、売りに出すなら築5年~10年までがいいといえます。
10年以内なら美観は、それほど損なわれていないし、5年程度なら設備や機能は最新のマンションと比較しても、そう遜色ないと思われます。
同じ業者に依頼する
買い換えは「売りを優先」が鉄則といわれます。先に購入してしまい、ローンの二重払いに陥るなどを防ぐためですが、近頃は業者もいろんな販売方法を編み出しているので、それほどこだわらなくともいいと思います。
ただ、売り買いを同じ業者に依頼することが、ことをスムーズに進める大切なポイントだといっておきましょう。
中小の分譲業者の中には仲介部門を持たないところもありますが、必ず売り買い両方の部門を持つ業者に依頼するようにしましょう。
両方を依頼された業者は、事情がよく分かるし成績アップにもつながるので、タイムラグが生じないように、上手に売り買いを成立させるよう努力します。